2009年01月25日

アルバン・ベルクSQのバルトーク:弦楽四重奏曲全集


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アルバン・ベルク四重奏団が、その創設以来20世紀の音楽に大きな関心と注意を払ってきたことは、どなたにもご存じだろう。

今や現代作品のみをレパートリーとする弦楽四重奏団もあるご時勢だが、古典から同時代のものまでを等しく高い水準でこなせる団体となると、やはり彼らをおいて他にはない。

そうした彼らの現代音楽に対する実力の程が遺憾なく発揮されたのが、20世紀最高の弦楽四重奏曲集であるバルトークの全集である。

彼らが満を持して取り組んだこの全集は同曲盤のなかでも傑出したものといってもさしつかえないだろう。

まずその第一の特色は、一音符たりとも疎かにしない精密な合奏力と、眼光紙背を貫くばかりに研ぎ澄まされた全く隙のない解釈である。

そこにはバルトークが作曲時に置かれていた極限状況をまのあたりにさせるような、厳しくも鮮烈な表現が満ち満ちている。

しかしそれと並んで忘れてはならないのは、やはり彼らが持つ音色である。

核心に切り込んでくる厳しいスタイルは、とかくすさんだ響きを生み出しがちだが、かれらの響きはアタックの強い、鋭い切れ味を持ちながら、決してしなやかさを失わず、どこまでも透明感と温かさを兼ね備えている。

それがこの演奏に人間的な温もりを与えている最大の要因だろう。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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