2008年12月18日

シノーポリのヴェルディ:リゴレット


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シノーポリ盤は、まるで名医の整形手術を受けて、美人に生まれ変わった「リゴレット」だ。

シノーポリの主観が強く正面に打ち出された演奏で、彼は、歌手たちを自分の意のままに動かしながら、全体を極めてドラマティックにまとめている。

その緊張感にあふれたコクのある表現は、この人ならではのものである。

しかも神経は細やかに行き届き、その語り口は生き生きとした魅力にあふれ、息もつかせずリゴレットの悲劇に一部始終を聴かせてしまう。

シノーポリのテンポ設定はまさに絶妙で、リコルディ新校訂譜に基づいており、しかも歌手たちは慣習的なヴァリアンテを行わない。

彼の入念なスコア解釈と強い表出意欲によって、独特の存在感を持っている。

特に第3幕の演出のうまさは格別だ。

ブルゾンのリゴレットも充実し、数あるこの曲の録音でも最良のひとつ。

ブルゾンの知性と暗さ……それが暴力を誘発する……には凄味がある。

豊麗なグルベローヴァも魅力的。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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