2009年02月06日

モントゥー&コンセルトヘボウのベートーヴェン:交響曲第3番「エロイカ」


この記事をお読みになる前に、人気ブログランキングへワンクリックお願いします。



巨匠モントゥー晩年の感動的な名演で、モントゥーのベートーヴェンで、真っ先に挙げたいものだ。

特に第1楽章は堂々とした威容で驚くほどの生命力を表しており、ベートーヴェンの意志的な芸術を感得させる。

第2楽章の深い内面性とオーケストラの色調の美しさ、第3楽章の純音楽的な表情、終楽章のよく練り上げられた各変奏の味わいなど、随所でモントゥーのゆたかな芸術が示されている。

「わしは、ワインガルトナーよりベートーヴェンを信じる」と言って、第1楽章コーダのトランペットにようテーマの補強を行わないなど、作曲者やスコアに対する態度が、実に謙虚で誠実だ。

この録音のためのリハーサル風景がレコードになっているが、「葬送行進曲」冒頭の付点リズムを、何度も何度もやり直させていたのが印象に残る。

相手も世界最高水準のオーケストラであり、リズムそのものが間違っているわけではない。

我々には、最初に弾いたリズムでも十分に聴こえるのだが、そのニュアンスや、微妙な呼吸が理想の形を見せるまでに反復練習を行う、というのがモントゥーのやり方なのである。

その結果、隅から隅まで、一点の曖昧さもない、明快この上ない演奏が誕生した。

さらには、限りなくスコア通りのアプローチながらも、自ずとモントゥーの暖かな人間性と深い教養や知性が、演奏から滲み出てくるのだから堪らない。

ところで、クラシック音楽情報ならこちらがオススメです。
人気ブログランキング



フルトヴェングラーのCDなら、 フルトヴェングラー鑑賞室



classicalmusic at 00:15コメント(0)トラックバック(0)ベートーヴェン | モントゥー 

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
メルマガ登録・解除
 

Profile

classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

Categories
Archives
Recent Comments
記事検索
  • ライブドアブログ