2009年02月13日

マイスキー&アルゲリッチのシューベルト : アルペジオーネ・ソナタ


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旧ソ連出身のマイスキーは、チャイコフスキー・コンクールで入賞し、ロストロポーヴィチに師事した。

そのテクニックはすばらしく、しかも細かい心づかいが行き渡っている。

ただ「アルペジオーネ」では、全体をリードしているのはアルゲリッチで、開始部などはまことに大胆。この積極性がチェリストのほうにもあればと思わせる。

とはいえ、マイスキー盤は、総合的見地から最も聴かせる演奏といってよいだろう。

マイスキー&アルゲリッチは、その大胆で幅の大きなテンポやダイナミクスの変化によって、極めてロマン的といえる表現だ。

しかしそれが少しも恣意的にならず訴える力が強いのは、心からの共感と淀むところのない見事なテクニックが高い次元で結びついているからだ。

透明でスリムな音色と強靭なテクニックが生かされたマイスキーの演奏は、洗練されたスマートさやデリケートなしめやかさにも事欠くことはなく、さらに細部に至るまで熟考を重ねた入念な読みもが光る内容となっている。

「幻想小曲集」や「民謡風の5つの小品」ではふたりのロマン的情熱が一致している。

アルゲリッチのピアノも室内楽のツボを心得た鮮やかなもので、その冴えたバック・アップは出色であり、両者の呼吸の一致も見事である。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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