2009年02月14日

デル・モナコの「オテロ」来日公演盤


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今では伝説となった1959年の第2次イタリア・オペラ公演ライヴ。

この「オテロ」は前後20年にわたるイタリア・オペラ公演の中でも、とりわけ白熱的な名演のひとつであり、デル・モナコとゴッビという極めつけの名コンビが顔を合わせた他にかけがいのない記録である。

デル・モナコの剛毅で直情的な歌と、技巧の限りをつくしたゴッビの性格的表現が絶妙に絡み合った記念碑的名演、名唱といって良い。

デル・モナコの作りあげたオテロ像は今だに鮮烈である。今でも「オテロ」のディスクを選ぶにあたっても、まず彼のもとに気持ちがいってしまう。

デル・モナコ以後ヴィッカーズ、ドミンゴ、アトラントフらがこの難役に挑んできたが、声、キャラクター、風格のいずれにおいてもその右に出る者はいない。

もし仮にこのスーパースターを除外して考えるなら、トスカニーニ、セラフィン、クライバー盤も推薦の対象になるのであろうが、彼らのその素晴らしい指揮能力、音楽能力をもってしても、やはりデル・モナコと他のテノールとの差を埋めることはできないように思われる。

ただし純粋に「オテロ」という戯曲を考えた場合、デル・モナコのイメージは余りにも英雄的で颯爽としすぎているように感じられるのも事実であろう。

その点ではドミンゴの方がむしろ、好計に陥りどこまでも凋落してゆくヒーローの姿を浮き彫りにしているようだ。

にもかかわらずデル・モナコのオテロを掲げたのは、ひとえに彼の声と特異かつ強烈な役作りが文字通り有無を言わさぬ凄さを保っているからである。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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