2009年02月15日
ムーティのヴェルティ:ナブッコ
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ヴェルディ初期の第3作目のオペラながら、情熱的な序曲や、今日でもイタリア人の心情を鼓舞してやまない合唱「行け、わが思いよ、金色の翼に乗って」をはじめ、魅力的な音楽が随所にあふれる。
初演から大成功をおさめ、ヴェルディの出世作となったのも当然と思える。
演奏はムーティが最高だ。
ムーティのもっとも得意とする作品のひとつだけに、その熱気とドラマティックな迫力は比類のないものである。
テンポを速めにとり、切れのよいリズムでたたみこむように進め、ヴェルディ初期のオペラのみずみずしい情感を、万全に表現していてすばらしい。
ムーティの長所、すなわち躍動するリズム感、メリハリのきいた音楽づくり、そしてえもいわれぬ音楽的高揚感は、まさに「ナブッコ」のためにあるといってもけっして過言ではない。
それほどにムーティの資質に合った作品といえる。
配役もそろっており、ことに、アビガイレのスコットが傑出している。
そのムーティの「ナプッコ」は、CDではフィルハーモニア管とのもの、DVDではスカラ座での上演ライヴがあるが、歌手も一枚上で、圧倒的な舞台が見られるDVDが広く薦められる。
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