2009年02月15日

ギレリス&ベームのピアノ協奏曲第27番、2台のピアノのための協奏曲


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モーツァルト最後のピアノ協奏曲で、澄みきった超俗的な美しさに満ちた佳曲だが、その姿は様々に描かれる。

この曲の演奏では、まずギレリス/ベーム盤を挙げたい。

ここでのギレリスのピアノは、どの音も力を抜いた柔らかなタッチだが、それでも一つ一つの音の輪郭がくっきりと手に取るように聴こえてくる。

純粋に透明で、こだわりのない軽やかさの横溢したこの演奏は、天空を駆けるがごとき美しさはこうしたものを言うのだろうと思わせるものだ。

この録音が、しかもウィーン・フィルのバックで残されたことは幸運だったと言えるだろう。

この曲では伴奏部の充実も大きな特徴だが、率直で控えめなギレリスに対する、ベームのニュアンス豊かな掛け合い、あるいはぴったりと寄り添って伴走して行く音楽に奥行きの深さを感じる。

ここでのギレリスは、グリーグの抒情小曲集のように親しげに語りかけてくる可憐な演奏だ。

ギレリスとベームの作り出す音楽の無理のない自然さが、聴く者を素直にさせる力を持っている。

黄金の組み合わせながら、一般にあまり評価されていないこのディスクを高く評価したい。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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