2009年02月16日

アシュケナージのショパン:バラード、スケルツォ


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達者というか隙がないというか、実に整然とまとまった演奏だ。

しかもアシュケナージは、そこに清新の抒情を漂わせており、激情が吹きあげる瞬間ですら、香気を失わない。

このようなあまりに整然たる演奏は、ともするとその反動として破格・格調の美を恋しがらせるもの。

だが、それは一方の極に達したものの宿命といわざるをえないだろう。

「ショパンの楽譜をまったく変えないで、彼の音楽がオーケストラに編曲されるときがいつかくるであろう」とジュルジュ・サンドは言っている。

この演奏はバラードのシンフォニックな性格を、うまくつかんだもので、各声部を鮮明に浮き彫りにしながら、様式的な美しさをひき出した、きわめてロマンティックな表現である。

ことに旋律的に入りくんだ曲は見事で、「第4番」は傑出している。

スケルツォは詩的情緒にあふれた表情豊かな演奏で、香り高いショパンの旋律美を、こまやかに表現しているところが魅力だ。

響きはどこまでも美しく、隅々までじゅうぶんに考えぬかれている。

ことに各曲の中間部の精妙な表現は見事だ。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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