2009年02月17日

アシュケナージのショパン:マズルカ、ワルツ


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マズルカは作品番号のついていない曲と「第49番」の改訂版をも収めた全59曲収録した豪華盤である。

マズルカは男性的な踊りであるポロネーズに比べて、女性的な性格がよくあらわされているが、アシュケナージの演奏は、リズミカルななかにも、女性的なしなやかさを表出しているのが特徴だ。

都会的に洗練されたフレッシュさが魅力で、録音も優秀である。

マズルカといえばまず思い出すのがホロヴィッツ。

自由奔放、濃厚なロマン的感情表出は彼独自のもので決して他の追随を許さない。

アシュケナージのマズルカはそのタイプでなく意外性は少ないが、このCDでは録音の新しいものほど、動意・動感を重視した演奏になっていてその分表情も大きくなってきている。

これはアシュケナージが従来の型から抜け出そうとする前兆であるかもしれない。

ワルツは19曲が1枚に収められた魅力的なディスクだ。

アシュケナージは例によって、しっとりとした美音で、ショパンを歌いあげてみせる。

しかし決して主情主義になりずぎず、どこか醒めた眼を感じるが、その姿勢が今日的なものとして多くの支持を得ているのだろう。

リパッティ同様、詩的な表現だが、アシュケナージの場合はかなり醒めた眼で客観的にみつめている。

すこぶる艶やかな音色で、各曲を丹念に演奏しており、表情のしなやかな美しさに惹かれる。

ことに短調の作品がよい。

「華麗なる大円舞曲」では、表現が大きくなることを極力抑え、伸びやかに弾き進め、コーダにおいて一直線に華麗な終結へと向かう。

その計算されつくした鮮やかさが見事。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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