2009年02月21日

ライナー&シカゴ響のベートーヴェン:交響曲第5番「運命」&第7番


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ライナー盤は、どの点からみても、この2曲の最もすぐれた演奏のひとつである。少なくとも、代表的名盤として知られているC・クライバー盤、フルトヴェングラー盤などと同じレベルで語ることのできる傑出した演奏内容だ。

ベートーヴェンの第5交響曲は、いわゆる「運命」を克服し、自己が勝利していくという内容と、交響曲という形式とが隙なく構成された名作と形容されている。

ライナー盤から聴ける演奏は、この間の事情を詳かにしたものだ。

自己が望む過程で繰り広げられるドラマは過不足ない盛りあがりを示しているし、構成も堂々としており、間然としたところがない。

まさに、この曲における知情意のバランスがよくとれた名演奏といえるだろう。

このようなすぐれた第5番の演奏は、滅多に聴けるものではない。

第7番は全曲を通してリズム要素が表現の根幹を担う、構成的で力強い展開に徹した、古典交響曲の中でも屈指のスケールの大きな作品だ。

ライナー/シカゴ響は、この堅固な構築性を持ったベートーヴェンの音楽を十全に把握した明瞭なラインに沿って、長めのフレージングで流動感のある演奏が開始され、くっきりとしたリズムの冴えがその上を流れていく。

合理性と豊かな音楽性とが理想的に結合した歴史的名盤だ。

加えて、ここではライナー時代のシカゴ交響楽団がいかに高度な状態にあったかという事実にも、感心させられてしまう。

各個人の能力、アンサンブル能力、いずれをとってみても一分の隙もないほど見事なものばかりだ。

まさにオーケストラ美学のひとつの典型と形容しても、決して過言ではないだろう。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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