2009年02月24日

カラヤンのR.シュトラウス:交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」(1973年盤)


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近代管弦楽法の粋をつくしたR.シュトラウスの管弦楽曲が、カラヤンにとって最も意欲がそそられるレパートリーのひとつであったことは確かだろう。

主要な交響詩を繰り返し録音しており、この《ツァラトゥストラ》も3種の録音を残している。

最初は1959年のウィーン・フィルとの録音、2度目がこの1973年の録音、そして、3度目は1983年のベルリン・フィルとの再録音で、いずれもこの交響詩の代表的名演として知られている。

ウィーン・フィル盤は、50代に入ったばかりのカラヤンらしい意欲的な演奏が魅力的だったし、3度目の録音には、細部まで徹底的に琢磨された精緻で密度の濃い表現を聴くことができる。

ただ、この1973年の録音に比べると、前者には少し強引な、後者には少し細部にこだわった感じがないわけでもない。

その点、ここでの演奏は、表現が精緻に徹底するとともに、いかにもしなやかでスケールが大きい。

カラヤンはこの時期に、R.シュトラウスの主要な交響詩を次々と録音したが、中でもこの演奏は充実している。

精緻に磨き抜かれた音で複雑な対位法を細部まで鮮明に描き分け、この大曲を細部までくっきりと精妙に織りなしているし、その表現は、壮年期のカラヤンらしい覇気にとんでいる。

この交響詩の深く多彩な内容を、カラヤンとベルリン・フィルならではの豊麗な響きと洗練された表現によって、手厚く再現した名演というべきだろう。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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