2009年02月25日

ポリーニのショパン:バラード、他


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ともかくポリーニの到達点の高さが圧倒的だ。彼がショパンのバラードを録音したことによって、この曲も世界が一変してしまった。

それだけ、あらためて衝撃を受けたポリーニのピアニズムではあった。

最初から最後まで、なにか峻烈なまでの気迫に覆われているが、それがいわゆる"内から滲み出る"精神的な要素以上に、ピアニスト=技術者としての超人的な完成度に由来しているということは、思えば凄い。

上記の意味でポリーニ壮年期を代表する名演のひとつだ。

ポリーニの芸風も年齢とともに円熟味を増してきたことを、いわば象徴するようなディスクであり、4曲の《バラード》に含まれる豊かなドラマ性と音楽的な感興を、じっくりと味わえる演奏に仕上げられている。

たとえばフランソワのショパンのような独特のファンタジーを感じさせる演奏とはちょっと違う。

ポリーニはファンタジーをふくらませるということはせず、もっと冷静に客観的に音的に構成している。

細部に関して言えば、表情にメリハリがあり、ひとつひとつ磨きぬかれた音色は相変わらず魅力的であるが、ポリーニは《バラード》の物語的なニュアンスを、音色を巧みに使い分けながら、語りかけるように絶妙に表現している。

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classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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