2009年03月04日
パレーのベルリオーズ:幻想交響曲
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パレーの天才を証明する優れた演奏だ。
幻想交響曲といえば、ミュンシュ/パリ管の録音が圧倒的に有名だが、パレー盤はそのミュンシュに充分匹敵するか、あるいはそれ以上のものではないかと思う。
パレーの幻想というと、意外にサラリと流していると思う人もいるだろう。それがなかなかどうして、時にはミュンシュ以上の迫力と集中力を見せている。
第1楽章からすべてのパートが鮮やかに息づいているが、再現部での胸躍るスピード感は、クリュイタンスのライヴといい勝負である。
ことに最後の部分の目の覚めるようなスピード感と気迫には凄まじいものがあるが、常に上品さを失わないのもパレーならではだ。
第2楽章の流麗きわまりない美しさも最高である。冒頭の弦のトレモロに施されたアクセントの効果など度肝を抜かれるが、趣味の良さに目が覚まされる想いだ。
内声部をたっぷり歌わせながら、軽妙さを失わない上手さが光っている。
第3楽章には、神経質なところのない大らかさが好悪を分けるだろうが、楽器がしっかり鳴らされているという快感を買いたい。
第4楽章は、いたずらな効果を狙わない堅実さがよく、第5楽章ではデトロイト響の能力が全開となる。めくるめくスペクタクルに酔いたい。
ミュンシュもそうだが、このパレー盤もスタジオ録音なのに、ライヴのような激しい勢いがある。
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