2009年03月05日

ミュンシュのオネゲル:交響曲第2番&第5番「3つのレ」


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交響曲第5番「3つのレ」は、ラヴェル、ドビュッシー以後のフランス六人組の作曲家の一人、アルトゥール・オネゲルの最後の交響曲で、死の5年前に書かれた。

全3楽章で、それぞれの楽章が全てドレミの「レ」の音の弱奏で終わることから、「3つのレ」の副題を持っているが、この3つのレ音終止にどのような意味が託されているのかについて、作曲家自身は明確な説明を与えていない。

オネゲルの作品には第2次大戦の影が強く感じられるものが多いが、それは、大戦中のパリで書き上げられた弦楽のための「第2交響曲」での、人類の苦悩と、未来への確信を張り詰めた音で力強く表現した作品に端的に表れている。

また、「第3番・典礼風」では、神に救いを求める人間の祈りを描いたと言われるが、この2曲にはカラヤン/ベルリン・フィルの名演が残されている。

「第4番・バーゼルの喜び」では、平和を賛美し自然を謳歌しているが、この戦後5年を経た1950年に完成された「第5番」は、再び、悲痛とも言える深い絶望感と悲しみに覆われた作品となっている。

そこには、一種の諦念ともいえるものが横たわり、異常な緊張を孕んだ内的な厳しさが表出されている。

ミュンシュはオネゲルの良き理解者で、紹介者であり、その作品は最も得意なレパートリーの一つ。

ミュンシュの繊細でいながら力強い前向きの演奏が、オネゲルの思いの深さと呼応した名演だ。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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