2011年08月02日

ムラヴィンスキー&レニングラード・フィルのベートーヴェン:交響曲第4番、「ルスランとリュドミラ」序曲


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1973年、ムラヴィンスキー初来日直前のレニングラードでの録音。

シューマンがベートーヴェンの交響曲第4番を「2人の北方神話の巨人の間にはさまれたギリシャの乙女」と呼んだ評価からすれば、ワルター盤が似合う。

だが、この曲は「第7」と共通するリズム感にも貫かれている。

ムラヴィンスキーはこの曲の古典主義の中に含まれる純粋性を、きびしい集中力をもって追求しており、極めて格調が高く、すさまじい迫力に満ちている。

それはムラヴィンスキー好みの速いテンポで進められているからというだけでなく、彼独特のシャープな切れ味を持っているからである。

全体に硬質な緊張感に貫かれているが、集中力に満ち、無駄を削ぎ取った潔癖さはすがすがしく、きびきびと進行する。

リズムの出し入れも的確で、気高く、全体に明澄さと男性的率直さが支配している。

超名演は「ルスランとリュドミラ」序曲だ。

これ以上速いテンポは不可能、というギリギリの表現に、人間の情熱と生命力が極限の姿で示されている。

しかもオーケストラは一糸乱れず、繊細さも充分でリズムの勢いもすさまじい。

2曲とも彼の演奏の中でも傑出したもので、ムラヴィンスキーならではの芸術といえる。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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