2009年03月07日

ケンプ&ケンペンのベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集


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ケンプは2つの「ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集」を完成したが、その1つがこのモノーラル盤。技巧的には最盛期ともいえる時期の演奏で、後年の録音よりも精力的で情緒的には濃密である。

演奏は雄渾にして高雅、伝統的なベートーヴェンの演奏様式に立脚して、まったく音楽的に自然である。

伝統的な演奏様式を継承した壮麗な表現だが、威容と力で押し切るのではなく、ケンプならではの叙情性が作品を親しみやすいものにしている。

ベートーヴェンを弾いて、ケンプほど安定した妥当な解釈を聴かせるピアニストは、いまも存在しない。

どの曲も音楽的に練りぬかれ、気品にみち、その透徹した精神美とゆたかな幻想のひろがりが深い感銘をあたえる。

あらゆる演奏はこのような解釈を基礎としていると思うが、それだけに最も普遍的であり、作品の理解に不可欠な表現である。

ケンプはおそらくすべてにおいてベートーヴェンと自己の同質性を感じていたのであろう。

特に第4番は味わい深い演奏である。

ケンペン指揮のフルトヴェングラー時代のベルリン・フィルも男性的で逞しく、ゲルマン魂溢れる懐かしの名演を聴かせる。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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