2009年03月09日

ラフマニノフ/プレイズ・ラフマニノフ


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ラフマニノフのピアノ曲は、ソナタや変奏曲のような規模の大きい作品より、前奏曲や練習曲あるいは編曲ものなどの小品にこそ、彼らしい魅力が光っている。

ラフマニノフについては、しばしば言われる「ロシア的憂愁」という形容が象徴するように、情緒連綿たるセンチメンタルなものだという印象が広くいきわたっているようだ。

しかし、前奏曲をはじめとする小品を彼自身が弾いた「ラフマニノフ/プレイズ・ラフマニノフ」を聴くと、そんなヤワなものではないことが分かる。

20世紀前半最大のヴィルトゥオーゾ・ピアニストのひとりだったその演奏は、思い入れたっぷりの感情吐露やガンバリズムとはまったく正反対。

巨人が楽々と鍵盤を愛でるような、軽々とした自在さがあふれ、しかも造形が明快なので、スリリングでありながら安心感がある。

ことに細かいパッセージの玉を転がすような感触は、今日では聴けなくなった名人芸で、切れ味の良い演奏が楽しめる。

素晴らしくしっかりとした芯のある響きで、ファンタジー豊かに繰り広げられる演奏には気品があり、ラフマニノフの演奏が単なる名人芸の展示ではなく、やはり充分な反省精神を持った芸術家のそれであると納得できる。

また良い意味での遊び心も堪能させられる。

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classicalmusic at 09:04コメント(2)トラックバック(0)ラフマニノフ  

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コメント一覧

1. Posted by そばころ   2009年03月09日 23:44
トラックバックありがとうございました。
 
 
現在、少しずつ、クラッシック演奏家と作曲家を
ほとんど気の向くまま聞きかじりという感じで、彷徨中 
の身です。
 
  
こちらのブログには、いろいろな作曲家、演奏曲
についての記事がたくさんあり、大変参考になります。
 
 
先日、
・アシュケナージ演奏の24の前奏曲/ソナタ第2番
・ワイセンベルク演奏のソナタ第1番/ソナタ第2番
 
ラフマニノフの2枚をレンタルし
聴いております。
 
作曲家自身の演奏もやはり、聴くべきなのですね。
 
ソナタと前奏曲の違いもよく分からない初心者
ですが、ちょっとづつ知ってゆきたいとおもいます。
 

 
 


 
2. Posted by 和田   2009年03月09日 23:56
そばころさん、コメントありがとうございます。
作曲家の自作自演が必ずしもよいとは限りませんが、ラフマニノフの場合は確かに素晴らしいです。
興味の湧く作品から徐々に聴いてみましょう。

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Profile

classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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