2009年03月24日

アバドのヴェルディ:仮面舞踏会


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アバドの指揮とスカラ座管・合唱団の演奏は完璧としか言いようがない。

精緻で禁欲的な引き締まった音楽をつくりながら、まさにそのことによって作品がメロドラマに堕することを徹底的に排除し、全体をきわめて高い芸術水準にまとめ上げたアバドの指揮にまず感嘆する。

この作品のもつ、ダイナミックで、かつ抒情的な性格を、アバドは完璧ともいえる見事さで再現している。

オーケストラ、合唱ともにスケールの大きな表現で、申し分のない出来だ。

人と人の織りなす綾を、明から暗への変化を、破局という坂をころげ落ちるドラマの勢いを、見事に描いている。

歌手もアバドの解釈と合致して、音楽的なまとまりが良く、ドラマのすべてをヴェルディのスコアの中から引き出そうという態度だ。

まずレナートのブルゾンが素晴らしく、気品のある声と歌唱は役にうってつけで、知的で端正な歌唱を聴かせ、傑出している。

リッチャレッリのアメリアも力のこもった歌いぶりで健闘している。

ドミンゴもやや生真面目なリッカルドであるが、申し分ない。

脇役に、オブラスツォワ、グルベローヴァといったそうそうたるメンバーを配しているのも、素晴らしい。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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