2009年03月28日

セルのメンデルスゾーン


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「イタリア」はセルの新古典主義的な芸術と、作品の様式とが完全に一致した名演である。

「イタリア」は驚くべき速さで全曲が演奏されているが、オーケストラは一瞬たりとも破綻を露呈していない。

完全に縦の線―和音とリズムの線が整っている。

セルはクリーヴランド管弦楽団を信頼し、その能力を最高度に発揮させることによって、このような演奏をつくりあげることができたのだ。

そしてメンデルスゾーン特有の匂うように爽快な、若々しいロマン主義を表現している。

第3楽章のみならず、第1楽章の反復も行い、速目のテンポと厳しい造形の中に意外な温かさやデリケートな情感(特に第3楽章)を折り込むことに成功している。

「真夏の夜の夢」も徹底的に磨かれたアンサンブルが一種の爽快感を与える。

「フィンガルの洞窟」も対旋律を明確に浮かび上がらせ、音構造をしっかりと見つめた演奏だ。

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classicalmusic at 11:28コメント(0)メンデルスゾーン | セル 

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classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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