2009年03月31日

ベーム&ベルリン・フィルのモーツァルト:交響曲全集


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作品番号のついた41曲のほかに、新旧の「ランバッハ」を含めた46曲の交響曲を収めたものである。

これは、モーツァルトの音楽のもつ、しなやかな表情や甘美な情緒よりも、構成的な美しさや、内容的な深さを追求した演奏で、いずれの曲の場合も、硬質な表現である。

そのため、初期の作品では、愉悦的な明るさは伝わってこないが、後期になるほど、ベームらしい威厳と風格がにじみでた名演となっている。

1959〜68年にかけての録音のため、音楽的にも極めて充実しており、しかもベーム壮年期の覇気をも感じさせる演奏である。

これはオーケストラがベルリン・フィルということも関係があるのかもしれない。

何の変哲もない表情で一貫しながら、どの曲も作品自らに語らせる説得力を秘めている。

そのため、特に「ハフナー」以降の充実は著しく、数多くある録音を聴き直してみると、改めてベームとベルリン・フィルの演奏の素晴らしさを再認識する結果となった。

ベーム盤は、一つ一つの音を厳しく突き詰め、その上に確固たる造形感が築かれる演奏で、この録音の時期のベームには、まだ最晩年ほどテンポの遅さからくる重苦しさがなく、モダン・オーケストラによるスタンダードな名演の一つと言えるだけの質を持っている。

その堅固な造形と内的緊張の高さ、オケの名技性は比類がない。

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classicalmusic at 06:59コメント(0)モーツァルト | ベーム 

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classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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