2009年04月08日

ギーゼキング&カラヤンのモーツァルト:ピアノ協奏曲第24番


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ギーゼキングが弾くモーツァルトが魅力たっぷりだった理由は、色々考えられるであろう。

そのひとつに、弱音がとりわけ見事だった点を挙げておきたい。mp,p,ppといった弱音のあらゆる段階で、むらのない均質の音がなめらかに弾き出される。急速楽章であろうが緩徐楽章であろうが、あるいは旋律線であろうが伴奏音型であろうが、弱音のすべてが、それ以上には望めないほど磨き上げられている。

しかもこれらの弱音は、決してふやけておらず、柔弱でもない。音それぞれがちゃんと芯を持っている。そういう弱音が連なりあってフレーズとして歌い出されるや、聴き手の歌心をそそり、感覚的に金縛りにしてしまう。聴き手は抵抗することができない。

カラヤン。この指揮者もオーケストラの音質を磨くことでは、極めて鋭敏であった。割れた音というか、非音楽的な音を、私は彼が指揮したどのオーケストラからも聴いたことがない。

そんな2人が共演した第24番。この作品は、モーツァルトの数少ない短調作品ということもあろうが、一種の音楽的"重み"を伴っているのが特色。

ギーゼキングの弱音も、カラヤンの"重み"を抜かりなく実感させてくれる。単に楽譜の表面をなぞっただけの演奏が、いかにも軽々しく感じられるのとは正反対。

さすがである。第24番は、こうでなくてはなるまい。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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