2009年04月19日
リヒテル&コンドラシンのリスト:ピアノ協奏曲第1番&第2番
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真のヴィルトゥオーゾでなければできない演奏を披露しているのがリヒテル。多彩で緊密なリストである。
エネルギーの激しい放出、いかにも雄渾で剛直な表現、演奏全体を支配している熱気、など聴き手を圧倒するに充分。
とかく突っ走りがちな並みの技巧家とは違って、リヒテルは多少遅めのテンポで重厚に弾き進んでゆき、その中で大きく伸縮させている。
しかも他の演奏にはみられない高貴な雰囲気ですべてを包んでいるところまで、リストそのひとの演奏をすら思わせるものである。
いずれの曲も情緒を大切にした彫りの深い表現で、雄大なスケールと詩情が理想的にミックスされており、技巧的にも間然とするところがない。
第1番は、終楽章に向かっての劇的な音楽づくりにひかれるし、第2番は、ソロとオーケストラとの絶妙なかけあいが光る。
特に第2番は一段と細かいところまでみがきがかかっていて、しかも様式統一が見事に行われている。
こんなスケールの大きな、また深い味わいをもった演奏は今までに聴いたことがない。
コンドラシンのサポートも卓抜で、何より音楽的。
味があるリストだから、何度聴いても飽きがこないだろう。
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コメント一覧
1. Posted by analog_psy 2009年04月19日 21:42
元気になったら聞いて見ます。
TBありがとうございます。
TBありがとうございます。
2. Posted by 和田 2009年04月20日 02:12
analog_psyさん、まずはお元気になられて下さいね。
3. Posted by analog_psy 2009年04月20日 04:53
ありがとうございます。
和田さんも心身ともにお身体は本当に大切に。
和田さんも心身ともにお身体は本当に大切に。