2009年04月26日

バーンスタインのベートーヴェン:フィデリオ


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1978年、バーンスタインがちょうど60歳のときに録音されたもので、いかにも彼らしい、大変表情豊かな語り口のうまい演奏である。

ベートーヴェンの理念をあたかもそのまま自分の理念として生き抜いたかのようなバーンスタインの「フィデリオ」は、事実作品への深い共感に根ざした白熱の名演である。

造形的にはいくぶん厳しさの欠けるところもあるが、聴かせどころはピタリと押さえた巧みな演出は、この人ならではの味だ。

バーンスタインはウィーン・フィルを縦横に駆使して、このオペラから実に雄弁なドラマを引き出しており、ベートーヴェンが真に語りたかった理念と理想主義を高らかに謳歌している。

ウィーン・フィルも凄い。決して粗くなったり重くなったりせず、美しい響きで精緻で純度高い演奏を繰り広げる。

そうしたきわめて音楽的なアプローチをとりながら、歌手、オケともに、じわじわと熱しつつ、大詰めの理念の実現に向かって昇りつめてゆく。

第2幕フィナーレの前に挿入された「レオノーレ」序曲第3番はまさにクライマックスとして、素晴らしい高揚をみせる。

ひたむきで芯の強いヤノヴィッツのレオノーレをはじめ、キャストも大変強力で充実していて文句のつけようがなく、おそらく歌唱の点でも最もすぐれた1つにあげられよう。

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classicalmusic at 14:38コメント(0)ベートーヴェン | バーンスタイン 

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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