2009年05月01日
サヴァリッシュのメンデルスゾーン:オラトリオ「エリア」
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メンデルスゾーンは、それまで忘れられていたバッハの宗教曲を蘇演しただけでなく、みずからもすぐれた宗教音楽を数多く作曲している。
その中でも、特に有名なのが、死の前年に当たる1946年に完成したこのオラトリオ「エリア」だ。
「エリア」とは、旧約聖書に登場する予言者のことで、フェニキアの女王と結婚したため、国民に異教神の信仰を強要したイスラエル王に対して立ち上がったエリアが、やがてエホバ信仰を確立したのち、昇天するまでを、メンデルスゾーンらしい色彩感あふれた音楽で壮大に描いた畢生の大作である。
このメンデルスゾーンの大作は、ドイツ・ロマン派中期のみずみずしさの中に、メンデルスゾーンのバッハへの敬意を含めた、香り高い作品だ。
バッハを敬愛したメンデルスゾーンらしい深い宗教感のただようこの大曲を、サヴァリッシュは、きわめてがっちりとした構成で、力強くまとめていて、聴く者の感動をさそう。
凡庸な指揮者だと、どうしても途中がダレてしまうが、さすがはサヴァリッシュ。
作品の弱いところをよく知っていて、シャープな切り口をみせながら、一気呵成、頂点へと追い上げていく。
歌手陣もよくそろっていて、水準の高い出来だ。
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