2009年05月02日

カラヤンのブルックナー:交響曲第4番&第7番(EMI盤)


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カラヤンのブルックナー録音も少なくない。

これは、カラヤンがDGにブルックナーの交響曲全集を完成させる少し以前の1970〜71年に録音されたもので、この時期のカラヤンとベルリン・フィルがピークを築きつつあった頃の実に華麗な演奏。

カラヤンが心技ともに円熟した時期の録音で、全体がきりりと引き締まっている。

この後のカラヤンのすべてのブルックナー演奏に共通する耽美的ともいえる響きの美しさや、レガートをたっぷりと付けた縁取りの濃い旋律表現等々、すでにこの頃の録音から聴き取ることができる。

カラヤンは、ベルリン・フィルの持てる力を充分に発揮して、明朗な音と新しい感覚で、いわゆる泥臭さのないブルックナーを再現している。

両曲とも都会的と評してもよいほどで、実に感覚的に磨かれた壮麗なブルックナーである。

彼の演奏は、オルガンのような重量感はあっても少しも重苦しくなく、第4番の終楽章にそれがよく示されている。

ベルリン・フィルの技術はさすがに高度なものだし、アンサンブルも緻密だ。

カラヤンもオーケストラも脂の乗りきった力演なのである。

若い頃からブルックナー演奏に長けていたカラヤンだが、録音に関しては録音技術があるレヴェルを越えた時点、つまりこの1970年代に入ってから活発に行なわれた。

やはり自らのブルックナー演奏の本質の一つとして、曲の多層的音色と響きが必要不可欠であるということなのだろう。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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