2009年05月03日

ワルター&ニューヨーク・フィルのブラームス:交響曲全集


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ニューヨーク・フィルと録音していた頃のワルターは、最も順調に活動を続けていた時代であり、この録音セッションも1日か2日で一気に録音されている。

その好調はむろん演奏にも反映しており、4曲とも熱気にあふれる音楽を展開している。

ことに第2番と第3番は素晴らしく感興豊かな名演で、旋律のみずみずしい表情を後年のステレオ盤に優るとも劣らない。

構成力が強く、情緒深い表現も見事。

ニューヨーク・フィルの豊麗な響きもブラームスにふさわしく、編成が大きいことも有利だ。

とにかく実に気力がみなぎり、成熟したロマンをもった演奏であり、特に第2番はこのモノーラルでの全集中でも1番に挙げたい録音である。

第4番はゆったりとした大きな動きを捉えた力強い演奏だ。

これはワルターの音楽の心であり、彼がブラームスから感じた精神性の最も美しい表現のひとつである。

ことに第1楽章と終楽章は、表情といい構成といい、彼岸に達した想像を越えた美をとらえている。

ブラームスの交響曲のなかでも、飛びぬけてメロディックに仕上げられた第3番第3楽章のポコ・アレグレットを一番美しく聴かせているのもワルターである。

その旋律の歌わせ方の巧みさと、バックの弦と管の絶妙なバランスは、フルトヴェングラーでも描けない。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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