2009年05月15日

ポリーニのドビュッシー:前奏曲第1巻/喜びの島


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ポリーニの極限にまで鋭敏に研ぎ澄まされた感性、それに奥行きの深さとまろやかさが加わった逸品。

ポリーニの鋭い音感覚と独自の美学が反映され、一瞬の美しさも逃さずに磨きぬかれた演奏だ。

表現においても、タッチと音色においても、これほど徹底的に磨きぬかれた演奏はミケランジェリ以来だろう。

ポリーニは研ぎ澄まされた表現と精妙な色彩をたたえた響きによって、1曲1曲を実に克明に描ききっている。

しかも、厳しい造形と彫りの深い表現をもつ演奏は、まことにデリケートなニュアンスと透徹した詩情をたたえている。

彼は、ひとつひとつの音作りに神経を行き届かせながら、音色の組み合わせに工夫を凝らし、透明感のある響きの美を極限まで追求している。

情緒表現を切り詰め、精妙にして透徹した、彼ならではのイマージュを作りあげたのである。

また、曲中に含まれる、空中で浮遊しているような音響効果について、その空間把握の見事なこと!

ミケランジェリとは違う音の強さとしっかりとした芯があり、それがものすごく輝き、なおかつふくよかなところが残っているのが素晴らしい。

ポリーニのこの演奏を聴くとミケランジェリは聴いていて疲れるし、少し人工的なところがある気がする。しかしポリーニにはそれがない。

ミケランジェリほど時間を置かずに、ポリーニが第2巻をやってくれるかどうか心待ちにしていたが、最近第2巻がようやくリリースされた。

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classicalmusic at 00:14コメント(0)ドビュッシー | ポリーニ 

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classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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