2009年05月21日

バックハウス/プレイズ・モーツァルト(ライヴ録音)


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この巨匠の晩年のライヴで、実に堂々とした演奏である。

バックハウスがしっかりしたテクニックで、この巨匠にとってのモーツァルトの在り方を確実に伝えてくれる。

それはまさに骨太の音楽であり、順序は逆だが、まさにベートーヴェンの延長線上の、あるいはそうした音楽の形成原理と理念で解釈されたモーツァルトである。

バックハウスのモーツァルトは何と骨太で、しかもモーツァルトの音楽の実質をよく据えていることか。

決して自分にも、聴き手にも媚びることはない。どこにも作られた表現がないのだ。

この5曲を彼はしばしば演奏していたはずだが、ここには職業的な慣れがいささかも感じられない。

生涯を閉じるまで演奏し続けたピアニストの根底にあったもの、それを支え続けたものがここに感知できよう。

K.457はかなりベートーヴェン的な表現で、緊迫した雰囲気よりも暗い情熱のあらわれたもので、とにかく迫力にみちている。

k.475はスケールの大きな、きわめて構成のしっかりとした演奏で、その彫りの深さには心を打たれる。

K.511は内面的な感情の襞をじっくりと表現していて、さすが、と思わせる。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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