2009年07月05日

ツィマーマン&カラヤンのグリーグ/シューマン:ピアノ協奏曲


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グリーグは過去のどの録音よりも素晴らしい。

ツィマーマンのピアノは、カラヤンの示唆もあったのか第1楽章冒頭から壮大、大柄であり、非常に遅いテンポでルバートを効かせつつ音楽を開始する。

第2楽章も各部を感じきって弾いており、不自然さも全くない。

カラヤンの指揮も完全なドイツ後期ロマン派調で、北欧のリリシズムとはやや異質だがスタイルとしては最高。

グリーグはライプツィヒでシューマンやメンデルスゾーンの音楽の様式を学び、それらを下敷きにこの曲を作曲しているが、この演奏には、そうしたドイツ音楽の演奏を思わせるような性格が濃厚にあらわれている。

かなりカラヤン・ペースの演奏ではあるが、その若々しくロマンティックな表現には魅せられる。

シューマンは両者ともやや大人しい。

この作品の抒情的な性格を、きわめて知的な目でとらえた演奏で、実にこまやかなタッチとペダリングによる、明澄な音色をもった、高雅な表現をおこなっている。

老練なカラヤンの棒と、みずみずしいツィマーマンの感性が、美しくとけあった名演だ。

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classicalmusic at 07:06コメント(0)ツィマーマン | カラヤン 

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classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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