2009年07月07日
オーマンディのチャイコフスキー:交響曲第5番
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名指揮者であれ、ロシア人であれドイツ人指揮者であれ、イタリア人であれ、巨匠であれ若手であれ、この交響曲を録音していない指揮者を見つけることの方が難しいほどの名曲だが、ハンガリー生まれの巨匠オーマンディ(1899-1985)も頻繁に採り上げてきた歴史を誇っている。
その生涯に実に6回も録音、その記録はカラヤンに並ぶほどである。
ここに挙げたのは1975年の録音で第5回目のものだが、作品を知り尽くした指揮者とオーケストラとが篤い信頼関係を背景に堂々と、またふくよかな息づかいで作品を再現した名演であり、どこを取っても、どこから聴いても納得させられる。
しかも演奏全体が健康的で、前向きであり、それが聴き手の心を清々しいものに変えてくれるのである。
こういったプラスアルファの満足感を与えてくれる名演は意外に数少ないものである。
個性やアクというのでなく、むしろ職人芸的巧さで一世を風靡してきたオーマンディは、歳月の経過とともに忘れられていく運命にあるようだが、この演奏を聴くたびに存在感が甦ってくる。
"フィラデルフィア・サウンド"が圧倒的で、とくに金管楽器の艶やかな音色は、ほかのオーケストラからは求められないものだ。
第2楽章の陶酔的なホルンの響き、第4楽章の金管群の燃え立つような合奏。なんとも、実に、爽快な表現である。
第1楽章など、やや華麗すぎるきらいもなくはないが、メリハリをきっちりとつけたオーマンディの指揮は立派で、練達の芸といってよい。
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