2009年07月13日

クライバーのJ.シュトラウス:喜歌劇「こうもり」


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いかに天才ヨハン・シュトラウスといえどもこの《こうもり》を凌ぐオペレッタを残すことはできなかった。

というより、《こうもり》はオペレッタとかオペラという枠を越えた極上の音楽劇であり、そして、そのことを初めてはっきりと証明したのが、このカルロス・クライバーの演奏であったといってもよいだろう。

このウィーン生まれのオペレッタにあふれる独特のウィーン情緒や粋な味わいなら、1950年代のクレメンス・クラウスやカラヤン指揮によるウィーンの名歌手たちの録音の方が楽しめる。

そして、それはそれでまたなかなか捨て難いのだが、クライバーの演奏は、最初の序曲から最後まで、一瞬といえども隙がなく、この作品にみなぎる愉悦感とはじけるような生命力を完璧なまでに表現しているので、クライバーの天才的な指揮もさることながら、ヨハン・シュトラウスの音楽の素晴らしさも再認識することになる。

もちろん指揮だけでなく、キャストも非常に充実していて、ヴァラディ、ポップ、プライ、コロ、ヴァイクルなどの芸達者な名歌手たちの歌が見事であり、ロシア民謡歌手レブロフがファルセットで歌うオルロフスキーも絶妙である。

そのためにこのクライバーの《こうもり》は、聴く者に極上のシャンパンのような素敵な酔心地と陶酔感を満喫させる。

その輝かしい音楽の魅力が、普遍的なものであることを初めて明らかにした名演として忘れることができない。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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