2009年08月12日

デル・モナコのレオンカヴァルロ:道化師


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当オペラの代表的な名盤である。

20世紀中盤を代表するイタリア・オペラのドラマティック・テノール、マリオ・デル・モナコの歌う主役カニオの絶唱は聴き手の背筋を寒くさせるほどの感動を与えてくれる。

その剛直で厳しい声を駆使して生み出すニヒリスティックなまでの役作りは、この「三面記事」的な下世話なストーリーに強烈な説得力を与えている。

19世紀的ナルシシズムとも呼べる激しい役柄に対する自己投入は、決して上品とは言えないヴェリズモの音楽にある種の気品すら感じさせてくれる。

彼の得意としたヴェルディの《オテロ》以上に、このカニオは役柄の特性とデル・モナコの個性との相性の良さを示している。

モリナーリ=プラデッリの手堅い指揮に支えられたこの名盤は、デル・モナコの芸術の真髄を記録したものであり、その生命は不滅の輝きを放っている。

デル・モナコの絶頂期の録音だけに、強靭な声と歌唱で、カニオ役に激しい怒りと悲哀だけでなく、強烈なニヒリズムを盛り込み、背筋も凍るほどの感動と戦慄を聴き手に与えてくれる。

強烈無比なパーソナリティを示す歌唱の偉大な記録。

トゥッチを始めとする他の歌手陣も水準の高い歌唱だ。

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classicalmusic at 06:19コメント(0) 

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classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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