2009年08月19日

ブロムシュテットのグリーグ:劇音楽「ペール・ギュント」


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イプセンの戯曲《ペール・ギュント》への付随音楽は全26曲の構成。そのうちブロムシュテット指揮サンフランシスコ交響楽団による録音は、20曲を抜粋し、独唱、合唱、俳優による語りを加えて物語の全貌を把握できるように工夫されている。

生まれはアメリカだが、スウェーデン国籍を持ちストックホルムで教育を受けたブロムシュテットにとって、ノルウェーの国民的作曲家グリーグの音楽は近しく感じられるに違いない。

1988年にサンフランシスコ交響楽団を指揮して入れたディスクは再録音にあたる。

1977年にシュターツカペレ・ドレスデンを指揮して入れた原語による抜粋盤は組曲の形での演奏が広く行なわれていた当時、まさに画期的なものだった。

この旧盤を通して作品の魅力に開眼した人も少なくないだろう。

重厚かつ艶やかな音色を生かしたドレスデン盤もきわめて充実したものだった。

しかし、サンフランシスコ交響楽団の澄み切った音色はより作品の世界に似つかわしい。

また、そこには11年の間のブロムシュテットの円熟も如実に反映されている。

世界を駆け巡るペールの冒険譚をブロムシュテットは生き生きと描き出すとともに、北欧の音楽ならではの心に染み入るような抒情を醸し出す。

ウルバン・マルムベルイ、マリ=アンネ・ヘガンデルの独唱も北欧人の強みを生かしたすぐれたもの。

ノルウェー民話の世界に心おきなく浸ることが出来る名盤だ。

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classicalmusic at 01:47コメント(0)グリーグ | ブロムシュテット 

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classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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