2009年09月22日
バーンスタインのコープランド
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バーンスタインは友人であったコープランドの作品を数多く録音しており、これは彼の遺作のひとつとなったディスク。
非の打ちどころのない極上の演奏で、生命力にあふれた色彩豊かな表現には強く心をひかれる。
バーンスタインはこれらの曲を自家薬籠中のものとしているだけに、オーケストラを自由自在に操りながら、乗りに乗った演奏をしている。
どの曲もバーンスタインならではのアメリカ人独特の呼吸とリズム感が息づいている。
特に「エル・サロン・メヒコ」とクラリネット協奏曲を聴くと、バーンスタインがコープランドのよき理解者であったことがよくわかる。
メキシコ民謡を素材とした旋律を明快に生き生きと歌わせた「エル・サロン・メヒコ」は、リズムの明確な生き生きとした表情の演奏で、音楽の勢いとエキゾチックな雰囲気が何ともいえず、楽しい。
また協奏曲ではドラッカーのクラリネットを引き立てた見事なもので、ベニー・グッドマンの演奏に匹敵する名演である。
あまり知られていない「劇場のための音楽」や「コノテーションズ」も文句のつけようがない素晴らしさだ。
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