2009年09月22日

フルトヴェングラーのフランク:交響曲


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1945年盤はフルトヴェングラーがウィーンを脱出する前夜の歴史的なライヴ録音だ。

テープのためかワウがあるが、演奏はこのうえなく劇的で凄絶。感動的である。

第2次世界大戦末期の緊迫した空気が伝わってくるような演奏だ。

1953年盤はフルトヴェングラーの名演に数えられる。

音質も彼の録音の中ではすぐれており、演奏は、作品のドイツ的な性格と内向的な楽想をよく表している。

45年のライヴよりもはるかに良い。

フランス音楽を、ほとんどとりあげたことのないフルトヴェングラーが、あえてこの曲をとりあげたというのは、この曲には、バッハやベートーヴェンを敬愛してやまなかったフランクの、ドイツ趣味があらわれているからで、そうしたこの曲の特性を、フルトヴェングラーは、実に見事に描き出している。

全体に主観の強い解釈だが、ずっしりとした手応えを感じさせる演奏である。

フルトヴェングラーの演奏は、深く主観的なものに発している。

その意味では、このフルトヴェングラーの演奏が、フランクの曲のイデーと根本において、立脚点を異にしているという様式上の非難が生ずる余地は存在しうる。

しかもなお、この演奏が、フランクの曲の表現として、ほとんど他の誰もが到達しえぬ高い境地をきわめているということと、少しも矛盾しない。

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classicalmusic at 19:20コメント(0)フランク | フルトヴェングラー 

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classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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