2009年09月27日

C・クライバーのニューイヤー・コンサート1989&1992


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ヨハン・シュトラウス鏡い離錺襯弔筌櫂襯を演奏して、ウィーン・フィルの右に出るオーケストラがないことは誰もが認めるところだろうが、ウィンナ・ワルツに絶対の自信をもつこの名門オーケストラを指揮して、カルロス・クライバーのように音楽的な喜びと躍動感にあふれた演奏を引き出すことができる指揮者もまた、いないだろう。

クライバーがウィーン・フィル恒例のニュー・イヤー・コンサートに登場したのは、1989年と92年の2回だが、その演奏はともに数あるニュー・イヤー・コンサートのライヴ録音の中でも出色の聴きものになっている。

特に初登場の1989年のコンサートは、その興奮を見事に伝えている。

恒例の《美しく青きドナウ》や《ラデツキー行進曲》などはあるとしても、その曲目の選び方にもいかにもクライバーらしいところがみられる。

開始曲が《加速度ワルツ》というのもクライバーらしい選曲で、生き生きと流麗な指揮がいやが上にも期待を高めてくれる。

はじめは、さすがのクライバーも少し緊張している感じだが、曲が進むにつれて持ち前の個性と即興性が加わって、いかにもしなやかに音楽を湧き立たせてゆく。

この曲に限らず、新鮮な喜びにあふれた演奏の生命感がなんとも素晴らしい。

快く弾み、切れ味美しいポルカも見事だが、ワルツにおけるしなやかな歌や絶妙な間も、クライバーとウィーン・フィルならではの魅力だろう。

その音楽にみられるあふれるような躍動感は、まれにみるものといえるし、また久しぶりにウィーン音楽の伝統的な大スタイルが再現されたといった思いもある。

そして、再登場の1992年では、いっそう自在な指揮でオーケストラをしなやかにドライヴしており、ウィーン・フィルの自発性に富んだ演奏も絶品である。

クライバーの指揮は明確ですこぶる切れがよく、しかもラテン的な明るさと情熱がある。

《田園のポルカ》《とんぼ》《ハンガリー万歳》《おしゃべりなかわいい口》といった、弾むような活気に満ちたポルカは、まさに胸のすくような快演だ。

ワルツでは《芸術家の生涯》《春の声》など、旋律を巧みに歌わせて聴かせる。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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