2009年10月04日

クレメンス・クラウスの芸術


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クレメンス・クラウスは20世紀の中葉を代表する偉大な指揮者の一人である。

第2次世界大戦前、ウィーン国立歌劇場、バイエルン国立歌劇場の総監督を歴任し、モーツァルトからワーグナー、R.シュトラウス、ベルクの『ヴォツェック』まで手がけたオペラ指揮者として大きな業績を残した。

またコンサート指揮者としても戦前、ウィーン・フィルを始めヨーロッパの主要オーケストラとの活動を繰り広げ、その足跡はたとえば英HMVのSPに残されたウィーン・フィルとのブラームスの交響曲などにしのぶことができる。

戦後はウィーン・フィルと「ニュー・イヤー・コンサート」を創始し、むしろ余技であるヨハン・シュトラウスはじめシュトラウス・ファミリーのワルツ・ポルカの指揮で話題となったため、その本領が忘れられ、ひと頃とくにわが国で「小粋なウィーンのヨハン・シュトラウス指揮者」とのみ考えられた時期もあったが、最近そのイメージも正されつつあり、クラウス・ファンとしてはホッと胸を撫で下ろしているところだ。

そのクレメンス・クラウスの偉大な芸術を味わえる素材としては、比較的最近になってバイロイトでの『ニーベルングの指環』や『パルジファル』など、名演のライヴも発売されたが、やはり、戦後ウィーン・フィルを指揮して録音したR.シュトラウスの『サロメ』や管弦楽曲を挙げるべきだろう。

これらの演奏記録は、R.シュトラウスとの深い親交を結び、つねにその最良の演奏者であったクラウスであるだけに、R.シュトラウス演奏史上のオーソリティある貴重なドキュメントであるばかりか、その演奏の質の高さから今日でもそれぞれの曲の代表的名盤の地位を失っていない。

ウィーン・フィルから最上の音楽を引き出しつつ、R.シュトラウスの流麗な音楽世界を十全に再現した演奏は見事というしかない。

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classicalmusic at 09:21コメント(0)クラウス | R・シュトラウス 

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classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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