2009年10月13日

イ・ムジチのヴィヴァルディ/協奏曲集「四季」(アーヨ盤)


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イ・ムジチ合奏団の看板曲のようになっているヴィヴァルディの《四季》を、同合奏団は何回にもわたって録音しているが、ここに挙げたのは最初のステレオ録音のものである(通算2度目)。

イ・ムジチはコンサートマスターが代わるたびに《四季》を録音しているが、結局演奏本位に考えると、初代のアーヨがソロをつとめたこの録音が、ロマンティックな表現で、この曲の演奏としては理想的である。

旋律の装飾や変奏のないオーソドックスな《四季》だ。

緊密なアンサンブルと美麗な音色、そして自発的なのびやかな表現は、この曲の南国的な瑞々しい躍動感を見事に表出している。

適正なテンポ、柔らかい艶やかな音色とレガート奏法での、いかにも流麗な仕上げは、まさにイタリア本場物の味わいがある。

アーヨのソロは雄弁かつ剛直で、何よりも音色があたたかく、技巧もしっかりしている。

アンサンブルなどの技術面も見事で、磨かれた外面の美しさを誇りながら、滲み出るような情感も豊かだ。

アンサンブルのダイナミックスも素晴らしく、まるでフル・サイズのオーケストラのような迫力で、聴き手に迫ってくる。

新しい録音になるほどもちろん音質は良くなっているが、演奏には覇気が薄れ、かえって洗練味で勝負するようになったのが物足りない。

この演奏が超ロングセラーとなったのも当然であろう。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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