2009年10月16日

アバド&ポリーニのノーノ:力と光の波のように


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ノーノの音楽を積極的に演奏・録音したポリーニとアバドの録音。

ノーノはミラノ共産党の支部長を務めたこともある作曲家で、《力と光の波のように》(1972年)はチリの革命家ルシアノ・クルツへの追悼として、また《そしてそこで彼は理解した》(1969年)はキューバ革命のチェ・ゲバラの死と関わっている。

これらの作品は、今日聴いても強い表出力をもって聴き手に迫ってくる。

前者は最初ポリーニのピアノ、アバド指揮によるピアノ協奏曲として構想されたが、クルツの死を知ってソプラノとテープを加えて今日の形となった。

題名通り鋼のように強靭な響きが聴く者を震撼させるノーノの記念碑的傑作だ。

演奏も素晴らしく、ケーゲル盤と並んで必聴の名演だ。

また後者はゲバラのメッセージが最後の部分で読まれるなど、アバドの指揮とあいまって実に迫力のある音楽となっている。

ポリーニ夫妻のために書かれた《…苦悩に満ちながらも晴朗な波…》(1976年)は1978年のポリーニの日本初演時には、われるような拍手が送られたという。

戦後作曲界の雄ノーノの歩みを知る上で、また現代作品でのポリーニの冴え渡った手腕を知る上で、これは聴き逃すことのできない名盤といえよう。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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