2009年10月18日

クレンペラーのシューマン:交響曲全集


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クレンペラーはシューマンの書いたスコアを補正しながら、美しさをより美しくしようとしている。

いったい、厳しくいかめしいはずのクレンペラーがシューマンになると(メンデルスゾーンも同様)、どうしてこのように、ロマンティックな情緒にあふれた演奏をするのだろう。

第1番第1楽章と第3楽章の快い音の流れとその情緒とは、そのクレンペラーの共感の賜といってよい。

第4番はさらに情緒の起伏が大きい。

深く沈むような演奏の後に、激しく波打ちながら、息づまるような最後のプレストに盛り上げてゆく演奏には、堂々としたクレンペラーの音楽がある。

「ライン」はゆっくりと歌ってゆくのびやかな表現で、繊細に愛情をもって語っているような親しみを覚える。

第2楽章のスケルツォはいかにもライン湖畔に遊ぶ思いである。

作曲当初「ラインの河の朝」と題したいわれがわかるようだし、ゴシック風の構成を思わせる第4楽章ものどかで、ドイツ人の信仰というよりは、まじめな生活の喜びを感じさせる雰囲気をもった演奏である。

造形感に冴えをみせた第2番も悪くない。

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classicalmusic at 14:53コメント(0)シューマン | クレンペラー 

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classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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