2009年10月21日

アランのバッハ:トッカータとフーガ/バッハ:オルガン作品集


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いずれの曲を聴いても生き生きとした自在感があふれていて、さすがに年季の入ったバッハだと感心させられる。

さすが3度も全集録音をやったオルガニストの演奏だ。

アランの演奏には、力みといったものが一切ない。

もとより彼女のバッハは激情の表現とか過度な感情移入とは無縁だったが、ここではさらに表現の純化と深化が聴かれる。

オルガンの響きはあくまでクリアであり、ポリフォニーの声部が生み出すテクスチュアが、適度の透明感をもって鮮やかに生み出されてゆく。

しかも「トッカータとフーガ ニ短調」をはじめとする抽象的な作品においてものびのびとした表現を行っており、また明瞭な音色の対比のある明るい響きによって、ポリフォニックな作品の構造が鮮やかに浮かび上がってくる。

アランはここでバッハの作品と実に調和のとれた関係を結んでおり、音楽の構造的側面と内的な世界とが何の無理なく率直に立ち現れてくる。

ここに収められた曲集は親しみやすい作品が多く、その表現はまさに喜びがあふれていて、バッハの音楽を近しいものとして聴かせている。

大バッハの作品だからおごそかに響く必要はないわけで、そうした肩の力を完全に抜いたアランの演奏には、かえって深い味わいと楽しみがある。

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classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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