2009年10月25日
プレヴィンのメンデルスゾーン:劇音楽「真夏の夜の夢」(完全全曲版)
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この珠玉のような音楽の集まりを、どうか全曲、余すところなく録音してもらいたい。
記録としての意義だけでなく、ほんの数小節のつなぎの音楽と見えても、それなりの魅力をはらんでいるのだから。
しかし残念ながら今のところ、メンデルスゾーンが書いた全ての音を1枚に収めたディスクは、プレヴィンの旧盤1枚だけ。
もちろんこれは掛け値なしの名演であり、これで充分以上なのだが、録音の鮮度が落ちていることは否めない。
プレヴィン自身は、なぜか再録音では一部の曲を省いてしまった。
しかも今度は声楽部分にドイツ語を用いている。
英語とドイツ語、どちらが正しいとは言えないが、個人的には英語の方が似つかわしい気がする。
その意味でも、新録音は旧録音の補遺でしかないと思う。
プレヴィンの演奏は、軽やかな明るさにあふれた序曲に、まず惹きつけられる。
細部まで透けた小さな振幅で、よく音の摘まれた妖精的な小世界を導き出している。
プレヴィンの指揮で聴くメンデルスゾーンは、音楽の表情がとても優しく、またなめらかで、聴き手をファンタジーの世界へとごく自然に導く、そんな魅力にあふれている。
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