2009年11月02日

ワルターのドヴォルザーク:交響曲第8番・第9番「新世界より」


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「第8」は、溌剌とした気概にみちた好演。

もちろん民族的な色彩に頼った演奏ではなく、この曲をロマン派の交響曲として扱っており、響きの柔らかい感触と温雅な抒情性はワルターの芸術的特質をよく表している。

メリハリも強く、爽快な流動感が曲趣にふさわしい。

「新世界より」は、数あるこの曲のレコードでも強い主張をもった演奏。

なんと音のしっとりと安定した演奏であろう。

フレーズとフレーズのつなぎが細やかなニュアンスをもっている。

第1楽章の冒頭から悠久なものを感じさせ、そこに情緒がひたひたと押しよせてくる。

決して、たたみかけてくるような鋭いアクセントや速いテンポはないが、雄大に、落ち着いて諄々と説くように曲を運んでいる。

やはりワルターは19世紀の雰囲気を身につけている。

気力が素晴らしく充実しており、音も引き締まっているが、響きは決して硬くならず、適度のふくらみと歌と人間的なぬくもりが魅力的だ。

4つの楽章が端麗なのもよいが、随所に感興が高揚しており、その抒情性はなんとも美しい。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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