2009年11月12日

ハイティンク&ウィーン・フィルのブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」


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ハイティンクほど"大器晩成"を如実に示した音楽家は数多いとはいえまい。

そしてそれは、彼が生まれながらに共感を抱いており、何らかの結びつきを感じていたと言い、1972年までには、第0番を含む交響曲全集の最初の録音を終わって、さらに重ねられているブルックナーの演奏にも、自ずから明らかにされている。

もちろん、その間に顔合わせしてきたオーケストラも多様なものとなっており、ここでの《ロマンティック》交響曲は、ウィーン・フィルとともに1985年に録音されている。

この結びつきは、1997年の来日の際に驚くべき充実ぶりを示していたが、このブルックナーの第4番の時点でも、好ましい音楽的な交歓を見せている。

20年前のロイヤル・コンセルトヘボウ盤より内容的にはるかに成熟したものがあり、巧まずして見事な構成感と悠然たる音楽の流れを手中にしている。

"ロマンティック"の名にふさわしい素朴さと艶やかさが共存しているのもよい。

オーケストラが単にウィーン・フィルに変わったというだけでなく、旧録音と比較してハイティンクの表現は比較にならないほど充実している。

武骨で素朴な面もあるが、その全てがブルックナーにふさわしく、地味ながら大道を歩む演奏と考えられる。

しかも演奏のダイナミックが大幅に広いため、冒頭のpppを再生するには部屋の相当な静寂が必要だ。

なお、使用スコアはいわゆるノヴァーク版と同じだ。

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classicalmusic at 04:27コメント(0)トラックバック(0)ブルックナー  

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classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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