2009年12月05日

ムラヴィンスキー&レニングラード・フィルのショスタコーヴィチ:交響曲第12番「1917年」


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ムラヴィンスキーのおそらく最後の録音となるもの。

彼はこの後一切の録音を拒絶したとも言われる。

ムラヴィンスキーは、ショスタコーヴィチの作品の多くの初演を手がけてきた人で(この曲も)、ショスタコーヴィチの音楽に対する理解が深い。

これは、そうしたこの巨匠ならではの、堅固そのものの目のつんだ表現で、そのみずみずしい表情は、たとえようもない。

演奏は第1楽章冒頭のチェロ、バスからまさに豪壮な力に満ちあふれている。

音楽には驚異的な精確さと精気があり、重量物が突進するような推進力があるのが楽想にふさわしい。

圧倒的で巨大な表現ともいえるが、ことさら作品の標題的な性格を強調せず、むしろ純音楽的な表出をしながら、器量の大きいスラヴ的力感をもった、西欧の演奏には望めないものを示している。

トゥッティの響きにも独自のコクがあり、随所にムラヴィンスキーの大きな風格が示された作品を手中に収めた劇的な表現だ。

金管はもとより、木管も弦と明らかにロシアの響きを感じさせる。

ショスタコーヴィチの作品の求めていた響きが、まさにここにある。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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