2009年12月06日

ノイマン&チェコ・フィルのドヴォルザーク:交響曲全集


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ノイマンとチェコ・フィルによる演奏は、高雅ともいえるほど格調が高い。

純粋で率直、少しの誇張もなく名曲を表現している。

これらの曲は彼らの血肉に伝えられてきた音楽であり、素晴らしく彫琢された表情が意味深く、また民族的な感情を最も純粋な形で示している。

ノイマンの民族的な感情がその中に自然に浸透し、実に音楽的な演奏となっている。

ドヴォルザークは、まさにノイマンの自家薬籠中なものだが、年輪も加わり淡々としたドヴォルザークとして味わいが出ている。

地味だが熱い情熱を内に秘めた第7番を、ノイマンはじっくりと味わうように進めていく。

第8番は、第1楽章第2主題の素敵な味わい、昔の思い出を回想するような第2楽章、抑えた表情のスケルツォ、ゆっくり目なテンポのフィナーレと、全曲を一貫して大人の芸が楽しめる。

ノイマンの「新世界より」は少しの誇張もない着実な演奏だ。

ノイマンの「新世界より」は、率直に押していく演奏で、造形的な歪曲や粘りがなく、はつらつとして生命がみなぎり、実に爽やかな印象を与える。

端正な造形はノイマンの新古典主義的な主張と感性を確実に示しているが、その内部に激しい生命感をたたえ、音楽の自発性と流動性を与えている。

音楽的には純正で格調が高い表現だが、それでも第2楽章をたっぷりと歌わせて豊かな情感を伝えてくる。

演奏者たちのルーツにあるのがこうした作品なので、それは当然のことといえるだろう。

したがって優れた作品であればあるほど、演奏の出来栄えも素晴らしい。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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