2009年12月15日

メータのマーラー:交響曲第2番「復活」(旧盤)


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ドラマティックなことにかけては、メータ指揮ウィーン・フィルも素晴らしい。

マーラーの第2交響曲がまだ演奏することが難解で特別な作品とみなす風潮が残っていた頃に、颯爽と登場した若きメータがひとつの回答を与え、マーラーの作品を一部のスペシャリストの手から開放して一般的なレパートリーに近付けるのに貢献した名盤。

若きメータの挑戦的な姿勢が、マーラーの若書きともいえるこの曲にはぴったりで、ウィーン・フィルも彼の表現に立派に応え、瑞々しいドラマを演じているようだ。

ウィーン・フィルという名オーケストラを縦横に操り、作品がもつプログラム性をキーワードとしてきわめて明快に全体を構築している。

最近のメータはすっかりユルフンになってしまったが、1975年当時の彼は実にきっぱりとしていた。

この演奏も速いテンポときりりとしたリズムで極めてメリハリに富んだ快演を示している。

一方ではマーラー特有の情感にも欠けていない。

言うなればトスカニーニの仮借のなさとワルターの豊かな歌を併せ持ったような《復活》であり、抉りが深く、表情は多彩、生々しいドラマが目に見えるように展開する。

その頃のこのオーケストラの豊饒な響きはマーラーの音楽にまさにぴったりで、第1楽章から終楽章では圧倒的なクライマックスを形づくる。

合唱・独唱も、実に立派な出来である。

メータはその後、イスラエル・フィルと再録音しているが、出来栄えはこのウィーン・フィル盤を上回るにはいたらないようだ。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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