2010年01月03日

スーク・トリオのチャイコフスキー:ピアノ三重奏曲「ある偉大な芸術家の思い出のために」


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1976年に来日したとき録音されたもので、これはスーク・トリオにとって2度目の録音であるが、実にスケールの大きい熱のこもった名演奏である。

ここには、長いキャリアをもつこのトリオの充実ぶりが如実に示されている。

3つの楽器が伯仲した力量で、スケールの大きな白熱した巨大な表現をつくりだしている。

いくぶん速めのテンポで弾きあげた第1楽章の迫力ある演奏にまず圧倒される。

加えて洗練された音彩による歌の美しさ、急迫する呼吸の自然さ!

なかでも深い共感をもって再現した第2楽章は抜群で、変奏主題の荘重な歌わせ方は特に素晴らしい。

それぞれの変奏が実に真摯な表情を織りなしてゆくことなど、ただただ感嘆のほかはない。

第8変奏の堂々たるフーガのまとめかたや、第9、11変奏の哀切きわまりない情感の表出もさすがに見事だ。

変奏終曲とコーダの全精力を傾けた豪壮なクライマックスと感動に満ちた表現も、聴く者を揺り動かさずにはおかない。

これはこの曲の代表的名盤といえよう。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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