2010年01月09日

ホグウッドのモーツァルト:交響曲全集[全71曲]


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この全集は、モーツァルトの交響曲に対するイメージを根本的に修正させるに足る優れた演奏だと思う。

オリジナル楽器を用い、作曲当時の編成を再現した演奏で、テンポやスタイル、ピッチに至るまで、モーツァルト時代のそれをよみがえらせようとしている。

しかし、エンシェント室内管弦楽団の演奏の特色は、原典や様式へのこだわりとは対照的に、溌剌とした現代感覚をもってモーツァルトの曲を表出していることにある。

単なる往時の再現ではなく、現代的な生命力を持った新鮮な演奏である。

ここではホグウッドがフォルテピアノの前に座って全体のバランスに気を配り、コンマスのシュレーダーが合奏のアインザッツを揃えるという、双頭支配の18世紀そのままの演奏スタイルに終始しているのが特色といえる。

つまりこれはあくまで、モーツァルトのシンフォニーを室内楽の延長として捉えているということである。

お陰で指揮者という集中コントローラーが存在せず、全員でなごやかな合奏を展開するという極めて楽しく典雅な交響曲演奏になっている。

全体に優雅なサウンドで一貫しているが、管楽器の奏者がべらぼうにうまく、ドラマ的な展開も充分で実に面白い。

全員がアンサンブルする喜びに溢れ、溌剌とした自発性に支えられた、聴く方も実に楽しく味わえる素敵なモーツァルト演奏である。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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