2010年01月12日

フェリアーのJ・S・バッハ&ヘンデル:アリア集


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電話交換手から美声を認められて、あっという間に世界の檜舞台へ。フェリアーは20世紀のシンデレラだ。

シューマンの《女の愛と生涯》、ブラームスの《4つの厳粛な歌》など、彼女が歌ったものはどれも素晴らしい。

しかし、その頂点に立つのが、このCDである。

わずか41歳で世を去った彼女の最後の録音で、バッハからミサ曲ロ短調の〈神の子羊〉、マタイ受難曲の〈懺悔と悔悟は罪の心を押しつぶし〉、ヘンデルは《サムソン》の〈万軍の主よ、帰りたまえ〉、《メサイア》の〈主ははずかしめられたり〉などの名曲が並ぶ。

そこに漲る宗教的な情感の深さは稀有のものだ。

フェリアーの歌は、最初の数小節を聴いただけで、人間の素晴らしさを感じさせ、人間であることの意味を悟らせてくれる。

人の高貴さ、優しさを、このように歌い出してくる声楽家は、もう私達の前に2度と現われることはないだろう。

いくら讃えても讃え切れないこれらの演奏が、今後とも、人類のかけがえのない遺産として受け継がれていくよう願わずにはいられない。

不世出のアルトが残した文字通りの白鳥の歌である。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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